私たちが携わる鉄道電気のコンサルタント業務


計画・調査

 鉄道に使用されている電気設備について、次のような業務を行います。

① 新設

② 改良、増設

③ 維持(修繕、取替)

④ 撤去

 どのような設備を、どのような手順で、どのように新しく構築するか、または改良するか、あるいは、維持するためにはどのような時期にどのような手を加えたらよいか、などを、現地での調査を行い、的確な計画を立てます。


基本設計

 目的に沿った設備の種類、それに必要な装置や材料の種類や数量、工事に要する人工など、おおよその量的な把握と費用の把握を行い、工事規模、工事期間を予測し、予算や工期を決定するための情報を作成します。もちろん、必要な設計図面、参考資料の作成を行います。

 作業は、机上で行ったり、現地に調査に出向いたり、状況に応じて対応し、適切な設計を行います。


詳細設計

 実際に工事を行うために、現地調査を行った上で、電気設備の細部にわたる材料の種類を決定し、それぞれの数量を算出し、また、工事に要する人工を計算し、適切な工事費を算出します。

 もちろん、市販品でない場合は、新たに必要な機器の仕様書、部材の図面を作成したり、材料の価格が不明なときは、製造業者や販売業者に対し調査を行い、適切な価格を見出すことも行います。

詳細設計の主な手順を、次に示します。

① 関連する地図、図面、仕様書等の資料収集

② 現場調査

③ 設計図面作成

④ 検討書、機器仕様書等の作成

⑤ 強度、照度、電圧降下等の計算書作成

⑥ 工事材料数量表、労務人工表の作成

これらを設計図書としてまとめ、成果品とし、発注元に提出します。


施工監理

 発注者の立場になり、請負工事業者の施工に対し監理業務を行います。工事の最初に工事工程のチェック等、途中にあっては、工事材料の検査、工事方法のアドバイス等、そして、完成に近づくと出来上がった設備に対し、その都度、期待される性能を有しているかなどの試験の実施又は立ち合いを行います。このように、工事発注者に成り代わり、工事の完成のための業務を実施します。


設計等業務支援

 こんな工事をしたいのですが、どんな材料が必要ですか?

 こんな工事の工事期間は、どのくらいですか?

 こんな工事の費用はどのくらいかかりますか?

など、大きな一連の工事ではなく、柱一本の建植など、個別の部分的な工事に対する疑問に対し、きめ細やかに、技術的な観点から回答していきます。